2020/21冬シーズンのインフルエンザワクチンについて

2020年8月7日

みなさんこんにちは!静岡県富士市にある小児科、かわむらこどもクリニックです。

2020/21冬シーズンのインフルエンザワクチンの製造株が決まったそうです。

A型H1N1
2019/20シーズンの推奨内容から変更あり
A/広東-茂南/SWL1536/2019(CNIC-1909)

A型H3N2
2019/20シーズンの推奨内容から変更あり
A/香港/2671/2019(NIB-121)

B型山形系統
2019/20シーズンの製造株と同一株
B/プーケット/3073/2013

B型ビクトリア系統
2019/20シーズンの推奨内容から変更あり
B/ビクトリア/705/2018(BVR-11)

ムズカシクてチンプンカンプンですが、簡単に説明します。

現在国内で広く用いられているインフルエンザワクチンは、インフルエンザウイルスA型株(H1N1株とH3N2株の2種類)及びB型株(山形系統株とビクトリア系統株の2種類)のそれぞれを培養して製造されているため、「4価インフルエンザワクチン」と呼ばれています。
今シーズンは上記のタイプが流行するだろうと世界保健機関(WHO)が予測し、さらにその予測を日本の国立感染症研究所が判断して製造株が決まります。
WHOの推奨はなんと2月にすでに発表されるのだそうです。

当院でのインフルエンザワクチンの開始は10月以降を予定しています。
また、開始が決定しましたら報告します。