ワクチンの有効率について

2021年1月7日

みなさんこんにちは!静岡県富士市にある小児科、かわむらこどもクリニックです。

外来でワクチンの有効性について質問がありましたので、ここでもお伝えします。

~ワクチンの有効性が90%ってどういう意味?~

これは「90%の人には有効で、10%の人には効かない」ではありません!
「接種した人の90%は病気にならないが、10%の人は病気になる」という意味でもありません!

ワクチンを受けた人たち(接種群)とワクチンを受けなかった人たち(非接種群)の発症率を比較して、
「非接種群の発症率よりも接種群の発症率のほうが90%少なかった」という意味です。
発症リスクが、0.1倍つまり10分の1になるとも言えます。

現在発表されているCOVID-19ワクチンの臨床試験における有効率は
ファイザー社:95.0%
モデルナ社:94.5%
アストラゼネカ社:90.0%(低用量)

だそうです。

早く、より効果的でより安全なワクチンが完成し、コロナ以前の生活が戻りますように。