坐薬(ざやく)の入れ方について

2022年6月4日

みなさんこんにちは!静岡県富士市にある小児科、かわむらこどもクリニックです。

当院でもよく処方する坐薬には、アセトアミノフェン(商品名アンヒバ、カロナール他)やドンペリドン(ナウゼリン他)などがあります。

乳幼児に坐薬を入れるには幾つかコツがありますので、ここで紹介します。

乳幼児に坐薬を入れる際には、オムツを替える姿勢で挿入します。
子どもを仰向けにして両足を広げ、お尻を前に突き出して、坐薬のとがった方から先に肛門に入れます。
もう少し大きな子どもでは、四つんばいや、立ってお尻を突き出した姿勢を取ってもらい、挿入します。

坐薬を冷蔵庫で保管していた場合は、すこし時間をおいたり、手で温めたりして冷たさによる刺激を減らしてあげてください。

坐薬を入れたあとは、指やティッシュペーパーで30秒から1分ほど軽く押さえておくと良いでしょう。
それによって、坐薬が出てくることを防ぎます。

もし、坐薬が出てきてしまったときは
挿入直後であれば、すぐに入れ直してOKですが、
15分以上たって便と一緒に出てきた場合などは、再び入れないようにお願いします。

最近ではYou Tubeをはじめとして、ネット動画でやり方を確認できますので、そちらを見ながら入れても良いと思います。