消毒剤の誤飲や眼に入る事故の発生が続いています

2022年6月15日

みなさんこんにちは!静岡県富士市にある小児科、かわむらこどもクリニックです。

新型コロナウイルス感染症の対策として、日常的に消毒剤や除菌剤などを使用する状況が続いています。

日本中毒情報センターによると、自宅や店舗などで消毒剤・除菌剤が眼に入ったという相談が寄せられており、注意が呼びかけられています。
また、消費者庁・国民生活センターには医療機関からも同様の事故情報、誤飲に関する子どもの事故情報が寄せられています。

消毒液を携帯用の容器で持ち歩く場合は、幼い子どもが簡単に取り出せないように、かばんの中にしまうなどの工夫をしましょう。

設置型の消毒液ディスペンサーは、子どもが近づかないように注意しましょう。
特に自動で薬液が噴霧されるタイプのものは子どもが興味本位で触らないように言い聞かせましょう。
使用する際は、そばに人がいないことを確かめ、噴射方向を確認してから使用しましょう。

万が一、消毒液などが眼に入ってしまった場合は、こすらないように注意して、直ちに洗眼するようにお願いします。

間違って飲んでしまった場合は誤飲した成分や量によってはひどい中毒症状が出ることがあるため、注意が必要です。

受診するか迷った場合は「中毒110番電話サービス」を利用できます。
公益財団法人 日本中毒情報センター 中毒110番電話サービス
大阪中毒110番(365日 24時間対応) 072-727-2499
つくば中毒110番(365日 9時~21時対応)029-852-9999

消毒剤・除菌剤の誤飲や眼に入る事故を防ぐため、以上のことに注意して子どもにとっても安全な環境を作りましょう。