高校1年生の女の子へ HPVワクチンの公費接種は2027年3月31日までです

2026年7月14日

みなさんこんにちは!静岡県富士市にある小児科、かわむらこどもクリニックです。

子宮頸がんを予防するHPVワクチンは、小学6年生から高校1年生までの女の子が、定期接種として無料で受けられます。高校1年生の方は、2027年3月31日が公費で接種できる期限です。期限を過ぎると、原則として自己負担になります。

子宮頸がんの多くは、HPVというウイルスへの感染が原因です。HPVは特別な人だけが感染するものではなく、多くの人が一生のうちに一度は感染すると言われています。感染しても自然に消えることが多いものの、一部では感染が長く続き、数年から十数年かけて子宮頸がんにつながることがあります。

2026年度の定期接種では、9種類のHPVに対応するシルガード9を使用します。このワクチンは、子宮頸がんの原因となるHPVの約80~90%を防ぐとされています。ワクチンは、HPVに感染する前に接種することで、より高い予防効果が期待できます。

接種回数は、1回目を受ける年齢によって異なります。15歳になる前に始めた場合は、6か月の間隔をあけて2回接種する方法と、3回接種する方法があります。3回接種する場合は、1回目の2か月後に2回目、1回目の6か月後に3回目を接種します。15歳になってから始める場合は、3回接種します。高校1年生の方の多くは3回接種になるため、年度内に終えるには早めに始める必要があります。

接種した場所の痛みや腫れ、赤み、頭痛などがみられることがあります。注射の緊張や痛みで気分が悪くなることもあるため、接種後は医療機関で体調を確認します。接種について迷っている場合は、効果と副反応の両方を確認したうえで判断しましょう。

まとめ

高校1年生の方がHPVワクチンを無料で受けられるのは、2027年3月31日までです。接種完了まで約6か月かかるため、夏休みなどを利用し、できるだけ早めに1回目を受けることをおすすめします。母子健康手帳で接種歴を確認し、まだ受けていない方や途中で止まっている方は医療機関へご相談ください。

当院では、HPVワクチンの定期接種を行っています。接種回数や日程がわからない場合も、母子健康手帳をご用意のうえご相談ください。