ヘルパンギーナが流行しています、お気をつけください

2023年6月17日

みなさんこんにちは!静岡県富士市にある小児科、かわむらこどもクリニックです。

静岡県から感染症発生動向調査の週報が発表されましたが、
富士地区ではヘルパンギーナの流行が警報レベルであるとのことです。

ヘルパンギーナは乳幼児を中心に夏に流行します。
感染すると2~4日の潜伏期を経て、突然38~40度の発熱が1~4日続くとともに、のどに水ぶくれのような水疱(すいほう)が発生します。

せきやくしゃみなどの飛沫(ひまつ)感染やウイルスがついた手による経口感染が主な感染経路で、
まれに大人も感染することがあり、子どもよりも重症化しやすく症状が長引きやすいとのでご注意ください。
発熱などの症状がなくなっても4週間程度は便中に排出され続けるため、おむつ交換の際には注意が必要です。

特別な治療法はなく、対症療法が中心です。
口の中に水疱ができることから食事や水分が取りにくいので柔らかく刺激の少ない食べ物を摂取するようにしてください。
ご心配な方は発熱外来で診察いたしますのでお電話にて予約をお願いします。