ファイザーとモデルナのワクチンの違い

2021年7月31日

みなさんこんにちは!静岡県富士市にある小児科、かわむらこどもクリニックです。

2021年7月現在、日本でのコロナウイルスワクチンは、 ファイザー社のワクチンの「コミナティ筋注」と モデルナ社のワクチンの「COVID-19ワクチンモデルナ筋注」 の2種類があります。 この違いやどちらを打ったほうが良いかについてよく質問をいただきますのでここで説明します。

先に結論を書くと 『効果は大きく違わず、いずれも良好。いずれであっても先に接種できるほうをお勧めします』です。 細かいことを書くと 両方とも同じmRNAワクチン、 発症予防効果はファイザー95%に対してモデルナ94%、 感染リスクはファイザー約90%減に対してモデルナも約90%減、 接種回数は、ともに2回、 接種間隔はファイザーは3週間、モデルナは4週間、 接種可能年齢はファイザーは12歳以上、モデルナは18歳以上、 アナフィラキシーの件数はファイザーは100万回あたり4.7件に対してモデルナは2.5件、 1回接種後の発熱はファイザーは7.0%に対してモデルナは10.0%、 2回接種後の発熱はファイザーは21.5%に対してモデルナは37.6%、 となっています。

副反応に関してはモデルナがやや頻度が高いですが、1-2日で良くなるため過剰な心配は不要です。 ご自身やご家族が打つかどうかの判断にご利用下さい。