ノロウイルス感染症による食中毒について

2024年2月14日

みなさんこんにちは!静岡県富士市にある小児科、かわむらこどもクリニックです。

今回は、冬場に多く見られるノロウイルス感染症による食中毒についてお話ししたいと思います。

・ノロウイルスとは

ノロウイルスとは、食品や水、汚染された手や物に触れることで感染するウイルスの一種です。ノロウイルスは非常に感染力が強く、少量のウイルスでも発症する可能性があります。また、ノロウイルスは消毒剤にも強く、熱にも耐えるため、一度感染すると広がりやすいです。

・ノロウイルス感染症の症状と治療法

ノロウイルス感染症の主な症状は、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、発熱などです。症状は感染後24時間以内に現れ、通常2~3日で治まります。しかし、重症化すると脱水症状や電解質の異常を引き起こすことがあります。特に乳幼児や高齢者、基礎疾患のある方は注意が必要です。

ノロウイルス感染症の治療法は、特効薬はありません。対症療法として、水分や電解質の補給、解熱剤や鎮痛剤の服用などが行われます。また、吐き気や下痢を抑える薬は、症状を悪化させる可能性があるため、使用しないでください。症状が長引く場合や、脱水症状の兆候がある場合は、医療機関を受診してください。

・ノロウイルス感染症の予防法

ノロウイルス感染症の予防法としては、以下のことに注意しましょう。

– 食品の衛生管理を徹底する。生ものや加熱不十分なものは避ける。調理器具や食器はよく洗う。
– 手洗いをこまめに行う。特に食事前やトイレ後は必ず石鹸で洗う。アルコール消毒も有効。
– 感染者との接触を避ける。感染者の嘔吐物や便には大量のウイルスが含まれるため、触れないようにする。感染者の使用したタオルや衣類は別に洗う。
– 感染した場合は、自宅で安静にする。外出や学校や職場への出席は控える。感染が治まるまで、他の家族との共用スペースや食器の使用は避ける。

以上、ノロウイルス感染症による食中毒についてでした。ノロウイルスは冬場に流行することが多いですが、一年中発生する可能性があります。感染を防ぐためにも、日頃からの衛生管理と免疫力の向上に努めましょう。