新生活に向けて – 保育園入園式後の健康管理

2024年4月2日

みなさんこんにちは!静岡県富士市にある小児科、かわむらこどもクリニックです。

4月1日は多くの保育園で入園式が行われたようですね。当院にも、入園式の帰りに受診される方が多くみられました。

新しい環境に慣れることは、子供にとって大きなストレスです。慣れない場所、新しい先生や友達、生活リズムの変化など、様々なことに戸惑い、体調を崩してしまうことがあります。

入園後の体調不良でよく見られる症状としては、発熱、鼻水、咳、腹痛、嘔吐などがあります。これらの症状は、ほとんどの場合、数日で自然に治ります。しかし、中には重症化するケースもありますので、注意が必要です。

入園後の体調不良に注意すべき点

◯以下の症状がある場合は、早めに受診してください。

・38度以上の発熱
・止まらない咳や鼻水
・ひどい腹痛や嘔吐
・顔色が悪い
・ぐったりしている
・いつもと様子が違う

◯入園後の体調不良は、数日で自然に治ることが多いですが、症状が長引く場合は、医師に相談してください。

新しい生活に慣れるためのポイント

◯入園前に、園生活に慣れるための準備をしておきましょう。
・園と同じような生活リズムに慣れさせておく
・簡単な挨拶や自己紹介を練習しておく
・トイレトレーニングをしておく

◯無理のないように、少しずつ園生活に慣らしていきましょう。
・最初は短時間だけ登園し、徐々に時間を延ばしていく
・園での様子を聞いて、子供のペースに合わせていく

◯子供が不安やストレスを感じている場合は、話を聞いてあげましょう。
・入園式の様子を聞いてあげる
・園での楽しかったことを聞いてあげる
・不安な気持ちを否定せずに受け止めてあげる

入園は、子供にとって大きな節目のイベントです。新しい生活に慣れるまで、保護者の皆様も温かく見守ってあげてください。

当院では、入園後の体調不良に関する相談も受け付けております。

ご心配なことがあれば、お気軽にご相談ください。