抱っこひも落下に注意
2025年4月14日
みなさんこんにちは!静岡県富士市にある小児科、かわむらこどもクリニックです。
今回は、赤ちゃんの安全に関わる「抱っこひも使用時の落下事故」についてお話しします。
赤ちゃんを連れて外出する際に便利な抱っこひもですが、使用方法を誤ると、赤ちゃんが落下して大けがをしてしまう危険性があります。実際に、全国では毎年多くの抱っこひもによる事故が報告されています。落下によって頭を打ち、救急搬送されるケースも少なくありません。
特に注意が必要な場面としては以下のようなケースが挙げられます。
・抱っこひもを使ったまま前かがみになる
・留め具の締め忘れ、緩み
・装着したまま階段の昇り降りをする
・寝ている赤ちゃんをそのまま抱っこひもで運ぼうとする
・抱っこひもが体に合っていない、サイズ調整が不十分
これらの行動は、赤ちゃんがバランスを崩して落下してしまう原因になります。抱っこひもを使用する際には、正しい使い方を守ることがとても大切です。
抱っこひもを使う前には以下の点を確認しましょう。
・説明書をよく読み、正しい装着方法を理解する
・使用前にすべての留め具がしっかりと固定されているか確認する
・前かがみになるときは、赤ちゃんをしっかり支える
・必要に応じて、鏡などで装着状態を確認する
・安全性の高い商品を選ぶ
また、赤ちゃんが眠ってしまった後も、抱っこひもに頼らず、できるだけ安全な場所(ベビーベッドなど)に寝かせてあげることが望ましいです。
育児中は慌ただしく、つい確認を忘れてしまうこともあるかと思いますが、赤ちゃんの安全を守るためにはほんの少しの注意がとても大きな意味を持ちます。
安心・安全に赤ちゃんとの時間を過ごすためにも、ぜひ今一度、抱っこひもの使い方を見直してみてください。
何かご不明な点や不安なことがありましたら、当院でもご相談いただけます。お気軽にお問い合わせください。
よろしくお願いいたします。