HPVワクチンは高校1年生の3月末まで無料 今から始める人は11月開始が最終ライン

2025年10月31日

みなさんこんにちは。静岡県富士市にある小児科、かわむらこどもクリニックです。

高校生1年生のみなさん、HPVワクチン接種はお済みですか?
HPVワクチンの公費期間は、高校1年生の3月末まで。まだ一度も接種していない方は、残りの時間で3回を終える計画が必要です。

対象は小学6年生から高校1年生相当の女子です。HPVワクチンは合計3回。標準的には0、2、6か月の間隔で進めます。いっぽう、添付文書では「2回目は初回から少なくとも1か月以上」「3回目は2回目から少なくとも3か月以上」と定められており、最短では0、1、4か月の並びでも可とされています。公費の期限に間に合わせるため、今から始める場合はこの最短間隔での計画が重要です。

具体例です。初回を2025年11月に受けると、2回目は2025年12月以降、3回目は2026年3月以降で、3月末までに完了することが可能です。たとえば1回目=2025-11-10、2回目=2025-12-10以降、3回目=2026-03-10以降かつ3月末まで、という組み立てです。学年末は予約が混みやすいので、早めの予約が安心です。

体調が悪い日は無理をせず延期してください。注射部位の痛みや腫れ、軽い発熱はよくある反応で、たいてい数日でおさまります。持ち物は予診票、母子健康手帳、保険証等。インフルエンザなど他の予防接種と同日に行う場合も、当日の体調と予定を見ながらご相談ください。

まとめ
・定期接種の対象は小学6年生から高校1年生相当の女子
・無料で受けられるのは高校1年生の3月末まで
・3回接種を完了するには11月開始が最後のタイミング
・最短間隔は0、1、4か月(2回目は初回から1か月以上、3回目は2回目から3か月以上)

当院では、初回から3回目まで確実に公費で完了できるよう、最短間隔でのスケジュール提案と予約管理を行っています。まずは11月の初回接種枠についてご相談ください。