子宮頸がんワクチンの公費接種はいつまで?今あらためて知っておきたい基礎知識
2026年2月14日
みなさんこんにちは。静岡県富士市にある小児科、かわむらこどもクリニックです。
子宮頸がんワクチンについて、「まだ間に合いますか?」というご相談が増えています。公費で受けられる期間には決まりがありますので、対象となる方は確認しておきましょう。
まず、公費接種の対象についてです。現在の定期接種の対象は、小学校6年生から高校1年生相当の女の子です。この年齢の間であれば、公費で接種を受けることができます。
また、1997年~2008年度生まれの女性で、2025年3月末までに1回目を受けた方は、全3回のうち残りの接種も2026年3月末まで公費で受けることができます。途中で止まっている方も、期限内であれば続きが可能です。
接種券が手元にない場合でも、住民票のある市町村で再発行ができます。方法がわからないときは、市町村の窓口(富士市の場合フィランセ)へお問い合わせください。
子宮頸がんは、子宮の入り口にできるがんです。原因の多くは「ヒトパピローマウイルス(HPV)」というウイルスの感染です。性行為をきっかけに感染することが知られています。
HPVはありふれたウイルスで、性行為の経験がある女性の50~80%が一生のうちに一度は感染するといわれています。ただし、感染しても約90%は2年以内に自然に体から消えます。一方で、ウイルスが長い間残り続けると、数年から数十年かけてがんに進むことがあります。
子宮頸がんは初期にはほとんど症状がありません。不正出血やおりものの増加、進行すると下腹部の痛みなどがみられることがあります。日本では年間約10,000人が診断され、約3,000人が亡くなっています。20代から増え始め、40代で多くなります。
ワクチンは、がんの原因となるHPVの感染を防ぐことで、将来の子宮頸がんを減らすことが期待されています。ただし、ワクチンを受けても検診は必要です。予防と早期発見の両方が大切です。
まとめ
・定期接種の対象は小学校6年生~高校1年生相当の女の子
・1997年~2008年度生まれで2025年3月末までに開始した方は、2026年3月末まで残りも公費
・接種券は市町村で再発行できる
・HPV感染が主な原因で、多くは自然に消えるが一部はがんに進行する
・ワクチンと定期検診の両立が重要
当院では、公費接種の対象確認やスケジュールのご相談にも対応しています。接種が途中の方や迷われている方は、期限が過ぎる前にご相談ください。
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