はしかの流行に注意 いま見直したいMRワクチン接種
2026年4月10日
みなさんこんにちは。静岡県富士市にある小児科、かわむらこどもクリニックです。
2026年に入り、はしかの患者さんが全国で増えています。海外から持ち込まれた感染をきっかけに広がる例もあり、日本小児科学会も注意を呼びかけています。はしかは「昔の病気」と思われがちですが、今もとても感染しやすく、重くなることがあるため注意が必要です。
はしかでは、発熱、せき、鼻水、目の赤み、目やに、発しんなどがみられます。感染力が非常に強く、同じ空間にいるだけでうつることもあります。肺炎や脳の合併症につながることもあるため、軽く考えないことが大切です。
予防の中心はMRワクチンです。これは、はしかと風しんを防ぐワクチンで、1歳で1回、小学校入学前の1年間にもう1回、合計2回受けます。2回きちんと接種することで、高い予防効果が期待できます。一方で、1回だけの方や、受けたかどうかわからない方は、十分に守られていない可能性があります。
近年は、この大切なワクチンの接種率が目標の95%に届いていません。そのため、1歳のお子さんと、年長さんの時期のお子さんは、接種もれがないか早めに確認することが大切です。母子手帳を見れば、これまでの接種歴を確認できます。
また、令和6年度のMRワクチン供給不足の影響で、定期接種の時期に受けられなかったお子さんには、富士市で公費による経過措置があります。対象は、令和6年度の第1期対象者と、第2期対象者(平成30年4月2日〜平成31年4月2日生まれ)です。公費で受けられる期間は、令和7年4月1日から令和9年3月31日までの2年間です。ただし、この経過措置を受けるには事前の申請が必要です。希望される方は、母子健康手帳を持って健康政策課で手続きをしてください。
さらに、定期接種の対象外でも、満2歳から高校3年生相当までで、これまでにMRワクチンまたは麻しんワクチンを1度も受けたことがない方は、行政措置接種の対象になる場合があります。該当しそうな方は、健康政策課に確認しておくと安心です。
発熱やせきに加えて、目の赤みや発しんがあり、はしかの方と接触した可能性がある時は、いきなり来院せず、まず電話でご連絡ください。院内で感染が広がらないよう、受診の時間や入り方を調整する必要があります。海外渡航後や流行地域への移動後に症状が出た場合も、はしかを考えて行動することが大切です。
まとめ
はしかは感染力が非常に強く、重症化することもある病気です。予防の基本はMRワクチンを2回きちんと受けることです。1歳のお子さんと年長さんのお子さんは、接種もれがないか母子手帳で確認しましょう。富士市では、供給不足の影響で接種できなかった方への公費対応もありますので、対象になる方は早めに確認してください。
当院では、母子手帳をもとに接種歴の確認や、定期接種・経過措置の対象かどうかのご案内を行っています。はしかが心配な症状がある時も、まずはお電話でご相談ください。
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