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「タミフルって異常行動が出るんでしょ?」実はそれ、誤解です。

みなさんこんにちは。静岡県富士市にある小児科、かわむらこどもクリニックです。
「タミフルを飲むと異常行動が出るんでしょ?」というご質問をいただくことがあります。
結論から言うと、これは誤解です。

【結論】
異常行動はタミフルの副作用ではなく、インフルエンザそのものによる影響です。

かつては「タミフルを飲むと異常行動が出る」といった報道がありましたが、その後の調査で、薬を使っていない人でも同じような異常行動が起きていたことが分かっています。
つまり、インフルエンザウイルスそのものが脳や意識に影響を与えることで、異常行動が起きると考えられています。

【どんな異常行動があるの?】
・突然立ち上がって外に出ようとする
・意味不明なことを話す、叫ぶ
・窓やベランダに向かって走る
など、一時的に意識がもうろうとしたり、判断力が低下する行動が見られることがあります。
こうした行動は、発熱によるせん妄やウイルスの影響によるものとされています。

【大切なのは安全対策】
薬の種類や使用の有無にかかわらず、インフルエンザにかかった人は誰でも異常行動に注意が必要です。
発熱中は意識がもうろうとすることがあるため、以下のような対策をとりましょう。

・窓や玄関を施錠する
・ベランダに面していない部屋で寝かせる
・一戸建ての場合は1階で寝かせる
・できるだけ目を離さないようにする

【まとめ】
異常行動はタミフルのせいではなく、インフルエンザ自体が原因と考えられています。
発熱中のお子さんが突然立ち上がる、落ち着かないなどの行動をとることがありますが、慌てず安全を確保し、様子を見守ってください。
ご心配な場合や症状が強い場合は、遠慮なくご相談ください。

インフルエンザワクチン接種は10月1日から始まります|注射と経鼻ワクチンをご用意しています

みなさんこんにちは。静岡県富士市にある小児科、かわむらこどもクリニックです。

2025年度のインフルエンザワクチン接種は、10月1日(水)から開始いたします。
当院では例年の注射による不活化ワクチンに加えて、経鼻ワクチン「フルミスト」もご用意しております。

【全国的な流行状況】
今年は全国的にインフルエンザの流行が早く、すでに学級閉鎖や学年閉鎖が各地で報告されています。富士市内でもインフルエンザによる学級閉鎖が発生しており、早めの接種が安心につながります。

【接種方法】
・注射ワクチン(不活化ワクチン):来年2月まで接種を実施予定です。
・経鼻ワクチン(フルミスト):今年中(12月まで)のみの実施予定です。対象年齢は2歳から18歳までとなります。注射が苦手なお子さんには、経鼻タイプも選択肢としてご検討いただけます。

【予約方法】
・予約はWebからのみ承っております(24時間受付可能)
・お電話での予約はできません
・ご家族全員で接種をご希望の場合は、お一人ずつご予約ください

【持ち物】
接種当日は保険証と母子手帳を必ずご持参ください。

【まとめ】
インフルエンザはすでに流行の兆しが見えており、特に小さなお子さんやご高齢の方に重症化のリスクがあります。当院では注射と経鼻、2種類のワクチンをご用意しています。接種方法や対象を確認のうえ、ぜひ早めのご予約をお願いいたします。

ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

フルミストWeb予約を開始しました(適応・注意事項のご案内)

みなさんこんにちは。静岡県富士市にある小児科、かわむらこどもクリニックです。

当院では、経鼻インフルエンザワクチン「フルミスト」のWeb予約を開始しました。診察券をお持ちでない方も接種できます。
ご家族で接種される場合は、お手数ですがお一人ずつご予約ください。

【対象年齢・回数】
・対象:2歳以上〜19歳未満
・1シーズンの接種回数:1回

【接種期間】
・注射(不活化)ワクチン:来年2月まで実施予定
・経鼻「フルミスト」:今年中(12月まで)のみ実施予定
※フルミストは期間が短いため、ご希望の方はお早めにご予約ください。

【予約・問診票】
・予約はWebのみ(24時間受付/電話予約不可)
・問診票は当院ホームページからダウンロード・印刷してご記入ください(来院時のお渡しも可)
問診票ダウンロードはこちら → https://kawamura-kodomo.jp/influ/

【当日持ち物】
保険証、母子手帳

【接種できない方(接種不適当者)】
以下に該当する方はフルミストを接種できません。
・明らかな発熱がある
・重篤な急性疾患にかかっている
・本剤成分でアナフィラキシー既往がある
・明らかな免疫不全、または免疫抑制治療中
・妊娠していることが明らかな女性
・その他、医師が不適当と判断する場合

【接種はできるが注意が必要な方】
・重症の喘息、または喘鳴(ぜいぜい)の既往がある方
・ゼラチンに対する重いアレルギー歴がある方
・卵・鶏肉など鶏由来成分のアレルギーがある方
・授乳中の方(接種後1〜2週間は乳児との接触について配慮が必要です)
・重度免疫不全者と同居している方(接種後1〜2週間は密接接触を避ける必要があります)
・最近、抗インフルエンザ薬を使用した方(効果減弱の可能性があります)
・サリチル酸系薬(アスピリンなど)を内服中の方(ライ症候群の懸念があるため注意が必要です)

【同時接種・間隔】
必要があれば他のワクチンと同時接種も可能です。ただし、臨床上の判断により調整させていただく場合があります。

【その他のポイント】
・フルミストは「弱毒生ワクチン」です。接種後1〜2週間はワクチンウイルスの排出による水平伝播の可能性があるため、重度免疫不全者との密接接触は避けてください。
・2歳未満は適応外です。国内での上限は19歳未満となります。

【まとめ】
経鼻ワクチン「フルミスト」は、注射が苦手なお子さんでも受けやすい選択肢ですが、接種できない方や注意が必要な方もいます。
また、Web予約の際は「注射」と「フルミスト」の予約枠が異なりますので、必ず「インフルエンザ予防接種(フルミスト・経鼻)」をお選びください。

ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

インフルエンザワクチン予約受付中です

みなさんこんにちは!静岡県富士市にある小児科、かわむらこどもクリニックです。

2025年度のインフルエンザワクチンについて、予約受付を開始いたしました。
ご希望の方は、早めにご予約ください。

【接種開始日】
2025年10月1日(水)

【対象】
当院の診察券をお持ちでない方(成人を含む)も接種可能です。
公式サイトからご予約ください。
ご家族皆さまで接種を希望される場合は、お一人ずつのご予約をお願いいたします。

【接種時間】
診療日の9:00~11:30、15:30~17:00

【予約方法】
・Web予約のみとなります(お電話でのご予約は承っておりません)
・24時間受付中
・予約数に限りがありますので、お早めにご予約をお願いいたします

【問診票について】
事前に公式サイトから問診票をダウンロードし、ご記入のうえご来院いただくとスムーズです。
来院時にお渡しすることも可能ですので、必要な方は受付にお声がけください。

【他の予防接種との同時接種について】
インフルエンザワクチンと、定期予防接種やその他の予防接種(コロナワクチンを含む)の同時接種が可能です。
Web予約にて、インフルエンザワクチンと他の予防接種を同時にご予約ください。
ただし、時間帯によっては対応できない場合がありますのでご了承ください。

【まとめ】
2025年度のインフルエンザワクチンの予約を開始しました。
当院ではWebからの予約受付のみとなりますので、ご希望の方はお早めにお申し込みください。

ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

高校1年生女子とその保護者様へ|HPVワクチン未接種の方は9月中の初回接種をおすすめします

みなさんこんにちは。静岡県富士市にある小児科、かわむらこどもクリニックです。

現在、高校1年生女子の方でHPVワクチンをまだ接種していない場合、9月中に初回接種を済ませることで、3回接種すべてを公費でまかなうことができます。これは大変重要な制度であり、接種を検討されている方はぜひ早めに行動していただきたい内容です。

【HPVワクチンについて】

HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)は、ヒトパピローマウイルス感染を防ぎ、将来的な子宮頸がんなどの発症リスクを大きく下げる効果が期待できます。思春期の早い時期に接種を完了しておくことで、より高い予防効果が得られるとされています。

【接種スケジュール】

HPVワクチンは通常、半年の間に3回接種して完了します。
一応、4か月間で接種する方法もありますが、基本的には6か月かけてスケジュールを組むのが標準です。
そのため、9月中に初回接種を受けていただくことが非常に重要になります。

【接種を逃すとどうなる?】

もし今月中に接種を始められない場合、3回目の接種が対象期間を超えてしまい、公費での接種が受けられなくなる可能性があります。そうなると残りの接種は自費負担となり、経済的な負担が大きくなってしまいます。

【まとめ】

高校1年生女子でHPVワクチンを未接種の方は、ぜひ9月中に初回接種を済ませてください。
このタイミングを逃すと、公費での接種が受けられなくなり、将来の安心に関わる大切な機会を失ってしまいます。

当院では、電話でのご相談やWebからのご予約を承っております。ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン「シルガード9」|9歳以上の男性にも接種可能になりました

みなさんこんにちは。静岡県富士市にある小児科、かわむらこどもクリニックです。

これまで女性を対象として推奨されてきたヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンですが、2025年8月25日から「シルガード9」が9歳以上の男性にも接種可能となりました。今回は、その背景とメリットについてご紹介します。

【HPVワクチンとは?】

ヒトパピローマウイルス(HPV)は、子宮頸がんの原因として広く知られていますが、実は男女問わず感染しうるウイルスです。咽頭がん、肛門がん、陰茎がんなど、さまざまながんの原因となることが明らかになっています。HPVワクチンは、これらの疾患の原因となるウイルス型への感染を予防する効果が期待できます。

【シルガード9の特徴】

シルガード9は、9種類のHPV型に対応したワクチンで、子宮頸がんを予防できる型を広くカバーしています。女性に対してはすでに接種が進められていましたが、このたび男性への接種も認められることで、より幅広い感染予防が可能になりました。

【男性が接種するメリット】

男性への接種は、自身の健康を守るだけでなく、パートナーや将来の家族を守ることにもつながります。具体的には以下のような効果が期待できます。

・HPV関連のがん(咽頭がん、肛門がん、陰茎がんなど)の予防
・尖圭コンジローマの予防
・女性への感染拡大を防ぐことで、社会全体の子宮頸がん予防に貢献

【接種の対象と時期】

対象は9歳以上の男性で、接種回数は年齢によって異なります。
・9歳以上15歳未満:2回接種でも可(通常は6~12か月の間隔を空けて実施)
・15歳以上:3回接種(0か月、2か月、6か月のスケジュールで実施)

接種のタイミングは早いほど効果的とされていますので、対象年齢に達したら早めに検討することをおすすめします。

なお、このワクチンは男性に対しては自費での接種となります。

【まとめ】

これまで女性が中心とされてきたHPVワクチンですが、男性も接種できるようになったことで、より広い範囲で感染予防が期待できます。自分自身の将来の健康を守ると同時に、大切な人を守るためにも、HPVワクチン接種をぜひご検討ください。

当院では、Webからの接種予約を承っております。ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

2025年夏、コロナ感染症が再び増加しています|子どもへの感染で注意すべきこと

みなさんこんにちは。静岡県富士市にある小児科、かわむらこどもクリニックです。

2025年8月に入り、全国的に新型コロナウイルス感染症の患者数が増加傾向にあります。当院でも、ご家族からの感染とみられるケースが増えています。特に、親御さんや祖父母の方からお子さんへの家庭内感染が目立っています。

親から子どもへの感染が多い理由
よくあるのは、まず親御さんが熱やのどの痛みといった風邪に似た症状になり、その数日後にお子さんも発熱して受診され、検査で陽性となるパターンです。大人が感染していることに気づかず、お子さんにうつしてしまうケースが少なくありません。

特に小さなお子さんはマスクを長時間つけるのが難しく、感染対策が十分にできないため、ご家族の体調が悪いときは特に注意が必要です。

お子さんに見られる新型コロナの症状
お子さんの新型コロナウイルス感染症は、発熱、のどの痛み、咳、鼻水といった一般的な風邪の症状で始まることが多いです。

多くは軽症で回復しますが、中には高熱が続いたり、咳や呼吸が苦しそうになったりすることもあります。もともと持病があるお子さんや、まだ月齢の低い乳児の場合は特に注意が必要です。

今すぐできる!家庭内での感染対策
ご家族に体調不良の方がいる場合は、以下の対策を改めて見直しましょう。

・体調が悪いときは、なるべくマスクを着けて過ごす
お子さんとの密接な接触(ハグや添い寝など)は、できるだけ避けましょう。

・こまめな手洗いを習慣に
帰宅後や食事の前など、こまめな手洗いを心がけましょう。

・家庭内でもタオルや食器を共有しない
ご家族それぞれ専用のタオルや食器を使い、共有しないようにしましょう。

・こまめな換気を心がける
窓を少し開けるなどして、定期的に部屋の空気を入れ替えましょう。

どんなときに病院へ行くべき?受診の目安
お子さんが発熱しても、元気があり水分がしっかり取れていれば、ご自宅で様子を見られることも多いです。

ただし、以下のような症状がある場合は、早めに医療機関を受診してください。
・ぐったりしている、機嫌が悪い
・水分が取れず、おしっこの回数が減っている
・呼吸が速い、苦しそう
・高熱が続いていて、元気がなくなってきた

まとめ
2025年夏は、ご家庭での感染対策が非常に重要です。もしご家族に体調不良の方がいれば、お子さんの様子をいつも以上に注意して見てあげてください。
少しでも気になる症状があれば、無理をせずいつでも当院にご相談ください。

子どもの夏バテに注意!親ができることを紹介します

みなさんこんにちは。静岡県富士市にある小児科、かわむらこどもクリニックです。

毎年暑い夏になると、「子どもがなんとなく元気がない」「食欲が落ちている気がする」といった声を多くお聞きします。
実は、大人だけでなく子どもも夏バテをします。今回は、子どもの夏バテの原因や主な症状、家庭でできる対処法についてまとめました。

【子どもが夏バテする原因とは?】

子どもは体温調節機能が未熟で、大人以上に暑さの影響を受けやすいです。
冷房の効いた室内と暑い屋外との温度差、冷たい食べ物や飲み物の摂りすぎ、睡眠不足、水分不足などが重なると、体力を消耗して夏バテしやすくなります。

【子どもの夏バテの主な症状】

夏バテかな?と思ったら、以下のような症状がないか確認してみましょう。

・なんとなく元気がない、だるそうにしている
・食欲が落ちる、好きなものでも食べない
・便秘や下痢を繰り返す
・熱はないのに微熱っぽい、汗をかきにくい
・寝つきが悪い、夜中に何度も起きる

夏バテは熱中症とは違い命に直結することは少ないですが、放っておくと体力が低下し、夏風邪などほかの病気にかかりやすくなります。

【子どもの夏バテを防ぐためのポイント】

1.規則正しい生活を心がける
夏休みなどで生活リズムが乱れやすい時期だからこそ、早寝早起きを意識し、朝ごはんをしっかり食べるようにしましょう。

2.水分と塩分をこまめに補給する
のどが渇いてからではなく、こまめに水分を取る習慣をつけてください。大量に汗をかいたときは、スポーツドリンクなどで塩分も補いましょう。

3.食事は冷たいものに偏りすぎない
アイスや冷たいジュースばかりでは胃腸が弱ってしまいます。温かいお味噌汁やスープ、消化の良い食材をバランスよく取り入れましょう。

4.冷房の使い方を工夫する
暑い日が続く中で無理に温度差を小さくするのは現実的ではありません。冷房は無理なく適温に設定し、室温をこまめに調整しましょう。
目安として、室内の温度は26~28度程度、湿度は50~60%程度を目安にすると快適に過ごせます。
冷気が直接体に当たらないように風向きを調整したり、薄手の上着やタオルケットを活用して体を冷やしすぎないようにすることも大切です。

【夏バテかな?と思ったときの対処法】

もし夏バテかもしれないと感じたら、まずはしっかり休養をとり、食事や水分補給を意識してください。
症状が長引いたり、食事が取れずぐったりしている場合は、脱水症状を起こしている可能性もありますので、早めに医療機関へご相談ください。

当院でも、夏バテのご相談や必要に応じた治療なども行っております。
「これって夏バテ?」「熱中症との違いがわからない」というときも、遠慮なくご相談ください。

暑さに負けず、元気に夏を乗り切りましょう。

4種混合ワクチン終了のお知らせと5種混合ワクチンへの切り替えについて

みなさん、こんにちは。静岡県富士市の小児科、かわむらこどもクリニックです。

以前よりご案内しておりました通り、4種混合ワクチンは製造中止となったことに伴い、当院での4種混合ワクチンの予約は2025年7月4日をもって終了いたしました。

7月以降は、対象のお子さまには5種混合ワクチンへの切り替えをお願いしております。

5種混合ワクチンは、従来の4種混合ワクチン(ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ)にヒブワクチンが加わったもので、一度に接種できるため、保護者の方やお子さまの負担軽減につながります。

接種スケジュールや詳細についてご不明な点がありましたら、当院スタッフまでお気軽にお問い合わせください。

【予診票の差し替えについて】
4種混合ワクチンを3回接種し、ヒブワクチンを4回接種した方は、予診票の差し替えが必要です。母子健康手帳と4種混合予診票をご持参のうえ、フィランセ西館1階健康政策課までお越しください。富士宮にお住まいの方は保健センターまでお越しください。

一方で、4種混合ワクチンとヒブワクチンの接種回数が同じ方は、事前の差し替えは不要です。当院で差し替えを行いますので、必ず4種混合ワクチン用の予診票とヒブワクチン用の予診票の両方をお持ちください。

【7月以降のご予約について】
4種混合ワクチンを3回接種し、ヒブワクチンを4回接種した方は、接種回数の確認が必要ですので、必ずお電話にてご予約ください。
接種回数が同じ方は、通常通りインターネットからご予約いただけます。5種混合の項目を選択してください。
接種回数やスケジュールにご不安がある場合は、事前にご相談ください。

ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
今後も大切なお子さまの健康を守るため、スタッフ一同、丁寧にサポートしてまいります。

食中毒にご注意ください|子どもを守るために家庭でできること

みなさんこんにちは!静岡県富士市にある小児科、かわむらこどもクリニックです。

梅雨から夏にかけては、気温と湿度が上がることで「食中毒」のリスクが高まります。特に小さなお子さんは免疫機能が未熟なため、大人よりも症状が重くなりやすく、注意が必要です。今回は、食中毒の原因や予防方法、もしものときの対応についてお伝えします。

【食中毒とは?】
食中毒とは、細菌やウイルス、有害な化学物質などが原因で、食べ物や飲み物を通じて感染し、下痢や嘔吐、腹痛などの症状を引き起こす病気です。

特に夏場に多いのは、細菌性の食中毒です。細菌は高温多湿の環境で繁殖しやすく、調理や保存の管理が不十分だと感染のリスクが高くなります。

【主な原因と症状】
代表的な食中毒の原因には以下のようなものがあります。

・サルモネラ菌(生卵、生肉など)
・カンピロバクター(鶏肉など)
・腸管出血性大腸菌(O157など)
・ノロウイルス(冬場にも多い)

主な症状は、下痢、嘔吐、腹痛、発熱などで、体力のない小児では脱水症状に至ることもあります。

【家庭でできる予防策】
1.調理前後の手洗いを徹底する
2.肉や魚は中心部までしっかり加熱する
3.調理器具(まな板・包丁など)は使い分けるか、使用後すぐに洗浄・消毒する
4.食品はすぐに冷蔵・冷凍保存し、常温放置を避ける
5.賞味期限・消費期限を守る

特にお弁当などを持たせる際は、保冷剤を使用したり、傷みやすい食材を避けたりする工夫も有効です。

【食中毒が疑われるときの対応】
お子さんに嘔吐や下痢などの症状が見られた場合、まずは水分補給を優先しましょう。経口補水液やイオン飲料などを少量ずつ、こまめに与えることがポイントです。

以下のような症状がある場合は、早めに医療機関を受診してください。
・何度も嘔吐を繰り返す
・水分が取れずぐったりしている
・血便が出る
・高熱が続く

また、食中毒は感染性があることが多いため、嘔吐物や排泄物の処理時には手袋やマスクを使用し、しっかりと消毒を行いましょう。

【最後に】
食中毒は、正しい知識と日常の衛生管理で防ぐことができる病気です。とくに暑い時期は、食品の取り扱いにいつも以上の注意が必要です。

当院では、食中毒の診察はもちろん、脱水時の点滴対応も可能です。気になる症状がある場合は、お早めにご相談ください。

お子さんの健康を守るため、日ごろの食の安全に意識を向けていきましょう。